プロジェクトインタビュー:運動体設計
IAMASの教育の特色でもある「プロジェクト」は、多分野の教員によるチームティーチング、専門的かつ総合的な知識と技術が習得できる独自のカリキュラムとして位置づけられています。インタビューを通じて、プロジェクトにおけるテーマ設定、その背景にある研究領域および文脈に加え、実際に専門の異なる教員や学生間の協働がどのように行われ、そこからどのような成果を期待しているのかを各教員が語ります。
瀬川晃准教授、赤松正行教授、クワクボリョウタ教授

『かんしょうこう』 スイトピア×イアマス連携展示《うごキズム》~うごく?うごかす?うごきをみる~
- プロジェクトのテーマと背景について聞かせてください。
瀬川 2023年に始まった「運動体設計」プロジェクトは、コロナ禍でPC 画面を見続ける生活が続いた中で、PCの外の、視覚偏重ではない豊かな体験の重要性に注目し、「運動」をキーワードにできないかと考えたところからスタートしました。
2016年から続けてきた任意グループ「クリティカル?サイクリング」と昨年度私と赤松先生、松井先生で行った萌芽プロジェクト「プラクティカル?サイクリング」を基盤として、身体を動かすことから主題を見つけ、そこで得られた知見の共有を実践しています。
プラクティカル?サイクリングでは、自転車などの「移動体」を対象として新しい表現手法を探求してきましたが、このプロジェクトでは「運動体」を「時間の経過とともに空間内の位置を変える現象や活動」と定義し、対象を広げています。映像の中の動きも含まれますし、極端に言えば心の動きなど目には見えないものも含まれます。
ラースロー?モホイ=ナジの言葉に基づき、「知性と感情を、社会的要素と技術的要素のバランスを取った状態に保つこと」を出発点とし、アイデアを具体化するプロセスを検証し、公開することを目指しています。
みんなでヨガをして自分の身体に気づくところから始め、トレッキングや自転車のツーリングなど、個々の教員が主催するさまざまなアクティビティに取り組みました。
2016年から続けてきた任意グループ「クリティカル?サイクリング」と昨年度私と赤松先生、松井先生で行った萌芽プロジェクト「プラクティカル?サイクリング」を基盤として、身体を動かすことから主題を見つけ、そこで得られた知見の共有を実践しています。
プラクティカル?サイクリングでは、自転車などの「移動体」を対象として新しい表現手法を探求してきましたが、このプロジェクトでは「運動体」を「時間の経過とともに空間内の位置を変える現象や活動」と定義し、対象を広げています。映像の中の動きも含まれますし、極端に言えば心の動きなど目には見えないものも含まれます。
ラースロー?モホイ=ナジの言葉に基づき、「知性と感情を、社会的要素と技術的要素のバランスを取った状態に保つこと」を出発点とし、アイデアを具体化するプロセスを検証し、公開することを目指しています。
みんなでヨガをして自分の身体に気づくところから始め、トレッキングや自転車のツーリングなど、個々の教員が主催するさまざまなアクティビティに取り組みました。
